![]() |
質疑応答
−−私は中国のメディアの者ですが、今回、なぜ星組なのですか? 植田紳爾理事長 各組のローテーションの都合で、中国公演の幸運にあずかることができたのが星組になったのです。 −−中国のほとんどの人が宝塚のことは知りません。基礎的なことをいくつか教えていただけますか? 香寿たつき 既婚者はひとりもおりません! −−前回公演のてごたえと今回、とくにこういうところを見てほしいというものを教えて 植田理事長 中国のお客さまに宝塚を理解しようという態度があるのをすごく感じました。東洋人同士だから、分かり合えるところも多い。「われわれも京劇に洋楽を取り入れて、若者に受け入れられるようにすることが大切かもしれない」といってくれた。88年の歴史を重ねたことで、宝塚に対する見方も世界規模で変わっているのだと感じました。 それと生徒も行儀良く、現地の裏方さんが感動してくれたものです。壇はとくにファンができて、ことあるごとに「おまえはおいていくぞ」と冗談めかしていったものです。 千秋楽の日でしたが、スタッフが深夜の2時過ぎにようやく撤収してホテルに戻ったら、真琴つばさと、紫吹淳と檀れいがロビーに待っていて、彼らに「ありがとうございました」といったのです。 このようすを現地の通訳の方が素晴らしいと泣きながら教えてくれて、そういう理解のされかたがとてもありがたかった。 ですから、今回、中国の伝承に基づいて日中友好の作品を作りたいという気持ちが僕の中にあります。 −−なぜ、前回の北京、上海に加えて広州も? なぜ広州なのですか? 植田理事長 ほかの都市からも招かれたのですが、うちのスケジュールや大階段ももっていくので、それが入る劇場であるかどうかなどで判断しました。 |
![]() |
![]() |
![]() |