植田紳爾理事長の話 前回の公演の際、日本舞踊に洋楽を取り入れることで新しいものを作ったのが素晴らしいといわれた。そこで今回は日中の文化交流ができるないかと考えた。 ストーリーのあるものは、言葉の問題にぶつかる。たとえば日本でいう「かぐや姫」のように、中国の人ならだれもが知っている物語はないかと探したとき、説話「梁山伯と祝英台」にめぐりあった。中国で有名なこの話の舞台を日本におきかえたらどうだろう。中国の物語を日本の舞踊で表現し、西洋の音楽を使ったらまさしく日中友好になるのではないかと。