絵麻緒ゆう会見

朝早くから、お越しくださいましてありがとうございます。
９月２３日（の千秋楽）まで、私らしく、元気に前向きに頑張りますので、よろしくお願いいたします。

−−タップのけいこは大変でしたか？

タップは（宝塚）音楽学校の文化祭以来やっていなくて、大変でしたが、（振付補の）イディ（・コーワン）先生がていねいにおけいこしてくださり、引っ張ってくださったおかげで、なんとか最後までたどりつけました。やはり、タップは若い下級生のほうが上手です。

−−相手役の紺野まひるさんとのコンビはいかがですか？

彼女とは、性格が正反対なのですが、向いている方向は一緒なので、足りないところをお互いに補って、二人三脚でやっています。

−−この公演で退団ですが、最後に、どういう男役をみせますか？

それほど意識はしていません。男役というよりは、人としてどう大きくみせるかですね。「はったりがきいて、守ってくれる」。これが私が演じる男性像。流されずに自分の意思をもった人を演じられればと思って、これまでも演じてきました。

−−米中枢同時テロを扱った場面がありますが

複雑な気持ちです。大げさかもしれませんが、自分がその場にいたかのように状況が思い浮かんできて、心が痛くなります。でも（この場面では）ストーリーは明るい方向にむかっていくので、実際のニューヨークの人々もそうなってくだされば…と思います。

−−ファンの方々にメッセージを

１６年間ありがとうございました。（退団後に）男役（を演じること）は二度とないので、見逃さないで下さい。私の存在を目に焼きつけて下さい。