漢字2文字の芸名を前提に家族で考えて、わいわいモメているうちに決まったという。
「少ない字のほうが簡単と思ったんですが、かえって難しかった。それにあとでも、自分で自分の芸名が言いにくくって。おかげでカツゼツが良くなったかもしれませんが」と笑った。
愛称は中学時代から呼ばれている「トム」。
新専科制度により雪組のトップから今年2月に専科入りしたトップ・オブ・トップ。4月に東京・日生劇場で上演した「風と共に去りぬ」では、主演のレット・バトラーを絶品の“男ぶり”で好演し、よりランクアップした実力を見せつけた。
「専科になって、何事もゆとりを持ってできるようになりましたね。それまでがむしゃらに突っ走ってきたから、自分自身を見つめ直すにはいい時間かな」と表情もなごやかだ。
9月3−6日には東京・青山劇場でスペシャルコンサート「Stylish!」を行う。
宝塚の歌からジャズ、ラテン、映画音楽、ゴスペルなどさまざまなジャンルの歌を歌いまくるステージになる。
「私はコンサートは初めて。宙組のコたちと総勢11人で、宝塚のショーをベースにして、MCはほとんどなし。タイトルと同じ新曲もあるので楽しみです」
12月には東京と大阪でディナーショーがあり、「来年は絵もやりたい」そうだ。