産経新聞提供ENAK 流行+芸能 
ENAK流行 9月21日(土)大阪夕刊
The name of タカラジェンヌ
さわやかな響きで汐風幸

汐風幸
専科 汐風幸
昭和63年入団
東京都出身
「家族で考えて、さわやかな感じや響き、姓名判断で決めた」という『汐風』。『幸』は本名から1字をとった。

家族といっても歌舞伎の名門、松嶋屋で、当代きっての人気役者、15代目片岡仁左衛門の長女である。

「芸名をつけたときはうれしかった。大好きな宝塚の生徒になれたんだって実感があって。その芸名とも、もう15年になる付き合い。家系図を紹介されるときも、本名ではなくて『汐風幸』と載りますからね」

愛称は「こうちゃん」。

口跡のいい芝居巧者の男役スター。専科へ移って外部出演した「私生活」では、新妻シビル役で“女優デビュー”したが、宝塚大劇場の月組公演「長い春の果てに」(30日まで)でも、女性精神科医ナタリー役と、“女役”が続いている。

「『私生活』のときはまず、意識改革から始めました。声、しぐさ、動きなどすべてが、普通にふるまうと習慣で男役になってしまう。すごく学ぶところが多かった。今回のナタリーはシビルよりずっと大人の女の役ですが、外部の経験がそのまま生かせるので、役にスンナリ入れました。でも演技の質は全く違う。宝塚の女役の方が難しいと思いましたね」

ショーでは一転して、本来の颯爽(さっそう)とした男役に戻り、歌やダンスを披露している。

「男役は約半年ぶりかな。私は男役が好きで宝塚に入ったので、やっぱり楽しいです。次は芝居で、シブめの男役をやりたい」そうだ。



By 平松澄子


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