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花組 大鳥れい 平成5年入団 大阪・池田市出身 |
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大好きな女優のオードリー・ヘプバーンをもじって「大鳥」。「れい」は「とくに意味はなく、ゴロがいいのでつけた」という。
愛称の「みどり」は本名から。
平成11年に娘役トップになり、舞台で大きく羽ばたいて、現在、宝塚大劇場で公演中の話題作「エリザベート」のタイトルロールで、退団の花道を飾る(11月18日まで。東京公演は来年1月2日−2月9日)。
「ビジュアル的にもできるだけ本物のエリザベートに近づきたい」とかなりヤセて、大人っぽい美貎(びぼう)にスゴ味が加わり、特別なボイストレーニングの成果で高音の声もよく伸びるようになった。
「少女時代から皇后になって死ぬまで、すべてのシーンが好きです。どれも見てほしい」
連日、気合の入った舞台を見せている。
この作品がトップお披露目となったトート役の春野寿美礼については、「トート様として見ていますが、重圧をハネ返してよくやっていらっしゃると思う」と話した。
舞台初日は感激のあまり涙ぐむシーンも見られたが、「娘役として十分すぎるぐらい舞台で飛びました。今、このうえない作品に恵まれて、毎日が楽しくて、幸せでいっぱい。ホントに何の悔いもなくやめることができます」
退団後も新たな世界で、女優活動をしたいそうだ。