●●●紺野まひる　会見一問一答 幸せな気持ちでいっぱい 素直に、今は無事に千秋楽を終えることができ、幸せな気持ちでいっぱいです。 ……もっと話したほうがいいですか？ −−走り続けた７年間を振り返ると？ そうですね。今日はいわなかったんですが、宝塚での千秋楽のときに「走り続けた７年間」といったのですけど、 本当にあまり立ち止まることがなかった、本当に今振り返ってもまったくなかったと思うんですけど。 だから、自分の時間はもっとなかったし、これからは自分を大切に−−ではないですが、もう少し周りへの優しさなどを 考えられるようになりたいです。 −−今まではタカラジェンヌということで、制約があったりしたと思うのですが そうですね 映画、ＣＭ　いろんなことを −−これからやってみたいということを、公私それぞれ教えて これはやってみたい？　楽屋出るまで一応タカラジェンヌですもんね。 そうですね、ほんとにね。そうですね、やってみたいこと？　そうですね、 やっぱり宝塚とは全く違うこと。うーん、太陽にあたることも少なかったので…。 太陽の照っている時間、ずっと室内にいたので、もっと太陽の下で おいしい空気吸いながら普通に生活してみたいなあ。 今は、朝起きて何をしようかと考えるような、そんな日が楽しみです。 −−山とか海には そうですね！いいですね！ −−お仕事のほうは うーん、宝塚は本当に舞台ひとつだったので、映画とかいろんなＣＭとか すごく興味があるので、そんな方面にも出れたらいいなあと思います −−歌はどうですか？ 歌ぁ？　歌！　そんな話があったら、よろしくお願いします…って、誰に言って るんでしょうって感じなんですけど。いえいえ。今は、でも、自分じゃないだれかを演じるほうが 楽しみかなと思います。 −−７年は短かったですか？長かったですか 実際、そのときすごく長く感じるのですけど、今振り返るとあっという間だったなと思います 宝塚は夢の世界 −−紺野さんにとって宝塚とは？ やっぱり夢の世界だったと思うんですね。私も宝塚のあの舞台に立ちたいと思って、いざ合格できて紺野まひるという名前で立てて。 いつも立ってて、例えば小中学生のファンに「私もまひるちゃんみたいになりたい」とか、 ご年輩の女性だったら「まひるちゃんみたいな娘がほしい」とか、「ぼくの彼女にしたい」とか。 そう思っていただけるような夢の世界なのかなと思うので、そういう気持ちをいつも大切にしていたつもりです。 −−いつごろ退団を決意？　周囲は「もう少しやってもいいのでは」と思っているはずだが そういっていただけると幸せですけれど。退団を決意したことは、何回かありました。 でも、私だけで決めることではないのです。私をここに存在させてくれた両親の意見も大切ですし、 応援してくださった方々の意見も大切です。最終的な結果は、３月末か４月頭ぐらいの「殉情」を公演しているときだったと思います。 −−なぜ？ うーん。私はものすごく恵まれていたなと思うんです。 入団していろいろな役をたくさんさせていただき、舞台、役もそうですが、ディナーショーなどたくさんのイベントもやらせていただき、海外公演にもいかせていただいたり。そうですね、モデルのお仕事もさせていただいたりとか、本当に思い残すことはないといったら失礼ですけれども、今、幸せで、「今！」じゃないかなと思って退団を決意しました。 −−絵麻緒さんへのひと言を そうですね。本当にお世話になったので、「ありがとうございます」という言葉じゃいいつくせません。感謝の気持ちでいっぱいです。 絵麻緒さんは本当に人間として熱い−−周りの人が冷たいというわけではないんですが−−人の倍、３倍以上熱い方なので、多分、辞めてからもずっとおつきあいがあると思います。これからもよろしくお願いしますという気持ちです。