産経新聞社

メタボリックシンドローム

小出監督が完走ノウハウ伝授 3カ月でマラソンランナー

フィールファインと共同企画

 わずか3カ月の練習で初心者がフルマラソンを走破−。女子マラソンの高橋尚子選手らトップランナーを育てた小出義雄監督が、産官学連携で健康関連事業を展開する「フィールファイン」(東京都、棚橋孝江社長)と共同で、こんなユニークな取り組みにチャレンジする。持久力の強化法や栄養摂取の仕方を指導するとともに、実践レッスンなどを通して完走のためのノウハウを伝授。来年2月開催の第1回東京マラソンを目標に7月から参加者の募集を始める。

 「マラソンは楽しく走るのが基本。初心者でも走行フォームなどの技術を身につければフルマラソンだって完走できますよ」。常々こう語っていた小出監督に、「それを証明しましょう」と同社が提案し、この企画が実現した。

 フィールファインは、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防などを目的とした運動や食生活改善の指導を事業化した。このノウハウを活用し、筋力や持久力をつけるための運動や栄養摂取の方法をアドバイス。小出監督は完走のためにプログラムを作成し、マラソンに取り組むための基本姿勢や練習方法を伝授する。

 小出監督が社長を務める「佐倉アスリート倶楽部」(千葉県)のスタッフによる実践レッスンが受けられるほか、徳之島(鹿児島県)で合宿練習も予定されている。

 目標とする「東京マラソン」は東京都心を巡る市民参加型のマラソン。来年2月の本番に向けて7月23日に説明会を開催し、フィールファイングループの医療法人で心身測定などを受けたのち、11月から本格的なトレーニングを開始する。

 完走の制限時間は7時間。「絶対に無理をしない。自分のペースをつかむことが大事。7時間あれば、歩くだけでも25キロはいけますから」と、小出監督は自信満々だ。フィールファインはこの企画を通じ、課題にしている「楽しみながら取り組める健康増進活動」の研究に役立てる。

 参加費用は36万7500円。経験者にも記録を伸ばすためのプログラムが用意される。東京マラソンの参加は抽選で決まるため、「抽選に漏れた場合は参加費用を全額返金する」(フィールファイン)としている。

 問い合わせはTEL03・5252・5621(同社)。

(2006/07/03)