産経新聞社

メタボリックシンドローム

動いて防げ「生活習慣病」 厚労省「必要運動量」の指針案

 糖尿病などの生活習慣病を予防するため、厚生労働省は19日、必要な運動量の目安を示した指針案をまとめた。スポーツだけでなく、階段の上り下りや子供と遊ぶことなど日常生活での活動も対象にして運動習慣のない人でも手軽に行えるように工夫した。メニューごとの具体的な時間や1週間に必要な運動量を明示し、実用性を高めた。

 指針案は「エクササイズ」という運動量の単位を設定し、「生活活動」と「運動」に分けて必要な運動量を計算。例えばゴルフ、速歩きなどの運動や、子供と遊ぶ、自転車に乗る、庭仕事といった活動は15分行えば1エクササイズとした。

 内容がきつくなるほど時間は短く、軽い筋力トレーニングは20分、階段の上り下りは10分、水泳は7〜8分で1エクササイズとカウントする。

 これらを組み合わせて1週間に計23エクササイズ以上を行い、このうち少なくとも4エクササイズは「運動」とすることを目標に掲げた。

 例えば、1週間のメニューの組み合わせは、バレーボール(20分を週2回)▽速歩き(30分を週1回)▽通勤の徒歩(往復40分を週5回)▽犬の散歩(20分を週2回)▽昼休みの散歩(20分を週3回)▽子供と遊ぶ(30分を週1回)▽洗車(40分を週1回)など。

 また、内臓脂肪型肥満に高血圧などが重なったメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)とその予備軍の人たち向けに、目安の一つとされる腹囲(男性85センチ以上、女性90センチ以上)を1センチ細くするのに必要なエネルギー消費量を「7000キロカロリー」と設定。腹囲を基準値以下にするため、1日にどれだけエネルギーを消費すればいいのかを分かりやすくアドバイスしている。

 今月25日に最終報告をまとめる方針。

(2006/07/20)