産経新聞社

メタボリックシンドローム

防げ!メタボリックシンドローム 特別座談会(3−3)

 ただ、今の日本人だったら、仕事をやめることのほうがストレスになるかもしれない。

 −−国民の皆さんにもっとメタボリックシンドロームについて知ってもらうことが重要では

 北 マスコミがきちんと理解し、報道することはものすごく大事です。一番大事ではないかと思います。継続的にマスメディアが発信することです。

 また医師が、例えば公開講座の場などで執拗(しつよう)に話し、皆さんに知ってもらう努力をしないといけないでしょう。ただ、メタボリックシンドローム対策が医療費削減にも確かにつながる面はあるが、結果的に自分が喜びを持った生活を送れるようになるという話になっていかないといけないでしょう。

 −−和食文化の形骸(けいがい)化が懸念されているということでしたが、子供の肥満の問題も一方で話題になっています。子供の食生活について何か問題はないのでしょうか

 北 子供にジャンクフードを与えたりするのが当たり前になってきている。その子供が大人になると自分の子供にも当たり前のように、そうしたジャンクフードを与えるようになり、悪循環になるでしょう。厚生労働省だけでなく、文部科学省も、こうしたことを考えてもらいたいと思います。

 齋藤 国語、算数、理科、社会と同じレベルで「健康」という時間を小学校の1年生からの授業に、ぜひ取り入れてもらいたいと思いますね。

 −−子供のころからの食育が大切というお話でした。メタボリックシンドロームは、冒頭にもありましたように戦後長い時間をかけて増えてきた面があります。従って、その対策にも息の長い取り組みが必要になりそうです。きょうは特別座談会へのご出席、ありがとうございました。

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 主催 メタボリックシンドローム撲滅委員会、産経新聞社、フジテレビジョン、ニッポン放送、フジサンケイ ビジネスアイ

 後援 厚生労働省、日本肥満学会、日本動脈硬化学会、日本高血圧学会、日本糖尿病学会、日本循環器学会、日本腎臓学会、日本血栓止血学会、日本心臓病学会、日本医師会、日本臨床内科医会、日本歯科医学会、日本歯科医師会、日本歯周病学会、日本抗加齢医学会、日本CT検診学会、日本健康運動士会、健康・体力づくり事業財団、日本糖尿病財団、日本心臓財団、日本栄養士会、日本製薬工業協会、サンケイリビング新聞社、扶桑社

 特別協賛 第一生命保険

 協賛 アステラス製薬、アストラゼネカ、大塚製薬、オムロンヘルスケア、カイゲン、花王、科研製薬、キッセイ薬品工業、協和発酵工業、グラクソ・スミスクライン、サノフィ・アベンティス、三共、サンスター、塩野義製薬、大正製薬、大日本住友製薬、武田薬品工業、日本ベーリンガーインゲルハイム、バイエル薬品、久光製薬、明治乳業(50音順)

 メタボリックシンドローム撲滅委員会▽委員長 松澤佑次・住友病院長(日本肥満学会理事長)▽委員 春日雅人・神戸大学医学部付属病院長(日本糖尿病学会理事長)、藤田敏郎・東京大学大学院教授(日本高血圧学会理事長)、北徹・京都大学理事・副学長(日本動脈硬化学会理事長)、齋藤康・千葉大学医学部付属病院長(日本肥満学会副理事長、日本動脈硬化学会副理事長)、渡邊昌・国立健康・栄養研究所理事長

(2006/07/25)