杜仲葉と桑の葉が含まれている「メタボケア」は、約3年の研究蓄積から生まれた。心臓病や脳卒中につながるとして関心が高まっているメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)への効用が期待される。
厚生労働省によると、日本では予備軍を含めると2000万人以上が同症候群に該当するという。「アメリカでは1990年代半ばから、メタボリックと生活習慣病の関連が言われ始め、そのころから注目していました」と小林製薬のサプリメントアドバイザー、奥山保雄さんは言う。調査を進めると、日本でも食事が欧米化した世代で既に該当者が多く、また、同社内でも「メタボリックを総合的に予防できる食品があったら」という声が多かった。
同症候群の診断基準にまず挙げられるのが、内臓脂肪面積が100cm2以上であること。予防効果のある食品の開発に当たっては、内臓脂肪が減る作用がなければいけない。約3年前から杜仲事業を手がけるとともに、杜仲の葉の研究を進めてきた同社では、杜仲の葉に含まれる杜仲葉配糖体に血圧降下作用があることをヒト臨床試験で確認していた。さらに、動物試験から、脂肪蓄積を抑制し、血中脂質やインスリン抵抗性を改善する作用を示すデータを得た。
同症候群を「総合的に予防」するためには血糖値を下げる作用も必要。「効能があり、しかも安全な天然素材」にこだわった結果、学術情報のあった「桑の葉」に着目した。
内臓脂肪100cm2以上の10人に、配合食品(杜仲葉エキス1.5グラム、杜仲葉0.6グラム、桑の葉エキス0.2グラム)を1日1回、2カ月間投与する臨床試験を行ったところ、最大で43.2cm2、平均で8.9cm2の内臓脂肪が減少するというデータが得られた=表。さらに中性脂肪、空腹時血糖値の減少にもヒト臨床試験で作用が認められた。
「メタボケア」には臨床実験と同量の杜仲葉と桑の葉が含まれている。
(2007/01/22)