産経新聞社

メタボリックシンドローム

ドーモコーポレーション 病気リスク予測 システム開発、予防法助言

 健康補助食品販売のドーモコーポレーション(東京都中央区)は、来年4月に始まる特定健康診査・特定保健指導に対応した自己健康管理システムの開発に着手したことを明らかにした。生活習慣や服用している薬などの個人情報をパソコンに入力すると、将来起こりうる病気のリスクを予測する一方、適切な食事や運動など、病気の予防法をアドバイスする。

 自己健康管理システム「メティス」は、ヘルスケアの専門家でつくる米サルジェネシスツ(ジョセフ・ピッツァーノ社長)社が中心となって開発した。2万件以上の論文データを内蔵し、人工知能を搭載しているのが特徴だ。

 パソコンへの入力時間は約30分。入力する個人情報は7段階に分かれており、1から6段階までは身長・体重などの基本データや喫煙・睡眠・運動といった生活習慣、疾病、食事内容など。さらに、「6段階目までの回答内容に応じて、個人に適応した7段階目の質問を人工知能がデータベースから抽出する」(青木秀男ドーモコーポレーション社長)。

 ドーモコーポレーションは当初、「メティス」の日本語版を早急に導入する予定だった。しかし、高齢者の医療費削減を目的にした20年度医療制度改革で、特定健診・保健指導が義務づけられたのに対応し、生活習慣病やメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策にも適したシステムへの改良を急いでいるという。

 青木社長は「来年4月に間に合うようシステム構築を進める」としており、初年度5万人、10年後に100万人の利用者獲得を目指している。

                   ◇

【用語解説】特定健康診査・特定保健指導

 平成20年度の医療制度改革で40歳から74歳の医療保険加入者(被扶養者を含む)を対象に、糖尿病など生活習慣病の減少を目的に実施することが、医療保険の運営主体である保険者に義務づけられた。メタボリックシンドローム該当者やその予備軍を発見し、適切な治療と生活習慣の改善指導を行う。

(2007/10/22)