食事の偏り、運動不足…。不健康のモトを抱えがちな記者稼業。最近ポッコリと出始めたお腹を引っ込めるため、週末に都内の自宅近くの運動公園で走り始めました。そこでよく目にするのがジャージー姿の恰幅のいい中高年男性。4月から40歳以上の人は体内にたまった脂肪を落とす「努力」が必要になりました。
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の人を減らすため、厚生労働省が新年度から特定健診・保健指導(メタボ健診)を始めたからです。対象者は40〜74歳の男女。腹回りの長さなど診断基準を満たすとメタボの指導対象になります。厚労省によると、該当者は全国で約2000万人になるそうです。
メタボの主な原因は食べ過ぎと運動不足による内臓脂肪の蓄積。放置すると、糖尿病や脳卒中などの生活習慣病になりかねず、生活習慣を見直すのが最も効果的といわれています。
国民に健康づくりへの関心を高めたメタボ制度ですが、診断基準の数字の信頼性や、保健指導をする人材確保の問題などがあり、反発の声も。年金、後期高齢者医療制度などと失点続きの厚労省ですが、結果的に国民に努力を求めたメタボ制度で、新たな混乱を招かぬよう、制度の十分な説明といった「努力」が求められます。(虎)
(2008/05/04)