メッセージ

  • 代表取締役社長 熊坂隆光
  • (左)代表取締役社長 熊坂隆光(右)総務局 人事部長 佐藤龍二

(左)代表取締役社長 熊坂隆光(右)総務局 人事部長 佐藤龍二

テーマ①産経新聞社の目指すもの 存在感のある新聞、意義のある新聞、意味のある新聞

熊坂社長
昔は編集局政治部の部長と部下という関係だったね。
佐藤人事部長
はい、当時はいろいろ叱られました。緊張しています…。今日は、産経新聞社の採用ホームページをみてもらっている皆さんに、経営トップと採用担当者からのメッセージ、生の声をお届けしようということで、こうした席を設けました。よろしくお願いいたします。
ではまずお聞きします。産経新聞社とは何を目指す会社なのでしょうか。
熊坂
産経新聞社の目指すところは「存在感のある新聞、存在意義のある新聞、存在する意味のある新聞」です。新聞とは単に情報を流すものではありません。その背景や解説など、舞台裏をじっくりと取材し、読者に伝えるべきこと、伝えたいことを選び抜いて世に発信することが役割です。
佐藤
社長はよく、デジタル時代でも新聞の役割はそこにあるとおっしゃっていますね。では「存在感のある新聞」とはどのようなものでしょう。
熊坂
メディアであるとはいえ、我々は孤立を恐れず正しいことは正しいと主張しなければいけないと思います。それが「存在感のある新聞」ということです。産経新聞社はこれまでいろいろな主張を提起し、キャンペーンを行ってきました。それらの中には、往々にして時の世論、新聞はかくあるべきという常識や先入観に反するようなものもありました。「社会の木鐸」と言うと、とてもおごった言い方だから私はあまり好きではないのだけど、やはりなりふりかまわず訴えていかなければいけないときもあります。しっかりと世論に対して自らの主張を展開していくことが産経新聞の使命だと思っています。
佐藤
その時々の常識となっている見方とは違った意見を持つことも辞さないということですね。それは例えば、産経新聞がかつてスクープした拉致問題などがいい例だと思います。
熊坂
そうです。拉致問題の記事に関する反応は当初、ほとんど「産経新聞社がガセネタ(嘘の情報)を流した」みたいなものでした。国会でも「数人が行方不明になったことを大げさに取り上げている」とか「日朝国交正常化を阻害している」と主張する議員もいた。ですが、そういう声を恐れ、そういう人々に配慮していたら、真実は明らかにされなかったと思います。
佐藤
私の実際の体験ですが、やはり産経新聞が横田めぐみさんのケースをスクープした当時、私はある与党政治家の担当記者でした。その政治家に見解を聞くたびに「そんな真偽のわからない事件より国交正常化が大事だ」と繰り返すだけで、国益をどう考えているのか、見識を疑いました。その政治家はのちに首相になり、宇宙人とも呼ばれましたが…。北朝鮮自身が拉致を認め、現場にいた我々は産経新聞の存在意義をおのずから再認識し、気持ちを引き締めたものです。

テーマ②産経新聞社の特徴 挑戦するDNA

代表取締役社長 熊坂隆光
佐藤
次に社長の目からごらんになって、産経新聞の社風、他社とは違う特徴とは何かを教えて頂けますか。
熊坂
産経新聞社は、大艦巨砲主義は採りません。他の新聞社と比べて小回りの効く新聞社であると、もっと言えばかなり自由なことができる会社であると思います。今年、産経新聞社は創刊80周年を迎えて、「国民の憲法」要綱をつくったり「目覚めよ日本力」といった企画を連載したりと、多くのキャンペーンを行いました。そして、その全てが現場の社員からの提案でした。産経新聞社の特徴は、風通しの良さ、若くても責任のある仕事ができる、それも自分から発信できるというところですね。
佐藤
確かに産経新聞社はどっしり構えた戦艦ではなくて、戦場を駆け回る巡洋艦か駆逐艦といった雰囲気があります。社員の総数が少ないこともあって、一人二役とか三役とかやらないといけません。
だからこそ若いころから鍛えられますし、かなりの裁量を持たされることも多いですね。
自由といえば、私が社内の留学生試験に合格して海外に赴く際に当時の熊坂政治部長に言われた言葉を印象深く覚えています。
熊坂
「勉強するな、遊んで来い」って言ったんだよね。
佐藤
そうです。
熊坂
せっかく会社の制度で海外に行くのだから、留学という言葉を固く捉えすぎず、思い切っていろんな体験をしてきたほうがいいと思って、留学生にはよくそう言っていました。その方が会社にとっては長い目で見てプラスになるという考え方です。社長になった今は「遊んでこい」とはなかなか言えませんが。
佐藤
留学中はたくさんの人と知り合い、いろいろなところへ出かけ、学校では学べない本当に貴重な経験を重ねることができました。留学の制度も、社長に言われたことも、産経新聞社の自由度の高さを象徴していると思います。
他にも、産経新聞社には、新しいものに挑戦するDNAというものがあるように感じます。
熊坂
私が入社するしばらく前に、夕刊フジが日本初のタブロイド紙として、しかも初の駅売り(即売)のみという形で発行されました。その時は「こんな新聞が売れるわけない」「産経新聞は何をやっているんだ」という反応でした。ですが、夕刊フジはその後、この会社の屋台骨を支える媒体に成長しました。その後、同じようにフリーペーパー(無代紙)のサンケイリビング新聞を発行した時も、専門家から「日本では無代紙は定着しない」といわれましたが、リビング新聞は発展を続け、産経新聞社から独立するほど大きく成長しました。このように産経新聞は日本の新聞業界で今は当たり前となっていることを先駆けてやってきた伝統があります。
佐藤
最終面のテレビ欄も産経新聞が初めて取り入れたと聞いています。
熊坂
そうです。他にも、今の「生活欄」「家庭欄」「暮らし欄」などのもとになった「婦人欄」というのを初めて設けたのも産経新聞です。もっというと、女性の取締役、論説委員長の起用なども産経がいち早く行いました。一時期、海外の特派員、支局長の半数近くが女性という時もありました。
佐藤
実際に社員からは「女性にとって働きやすい職場だ」と評価する声もあがっています。これも産経新聞社の大きな特徴のひとつと言えるでしょう。

テーマ③どのような人材を求めるか 根本は好奇心と「アナログ」

総務局 人事部長 佐藤龍二
佐藤
産経新聞社はここ数年の採用テーマとして「求む、考動人」を掲げています。社長は考動人とは「好奇心の塊」である、とされていますが、それはどのような人材が欲しいと考えてのことでしょうか。
熊坂
新聞社で働く場合、何にでも好奇心を持ち、とにかく動き回ることが大切だと思います。デジタル時代とはいっても、パソコンが記事を書いてくれるわけでもなく、パソコンが歩いて行って読者を増やしてくれるわけでもない。ジャーナリズムの根本はとても人間的なものです。人と人との繋がりを作ることや、何かあったら好奇心を持ってすぐに飛び出していく、そんなアナログなことが最も大切だと思っています。
例えば、インタビューに関して、質問と回答を相手とメールでやり取りして記事を作るのと、実際に会って、質問に対する相手の表情を読み取りながら聞いて書くのとでは、出来が全く違います。
また、ニュースはそういう人と人とのやり取りの中から生まれる。ジャーナリストが扱うのは単なる情報ではない、取材対象と密接な関係を築いて初めて価値のある情報を得ることができるのだと思います。
佐藤
ネット上にアップされているニュースも、何かのプログラムによって自動的に組みあげられたものではなく、すべて記者が自分の目で見、耳で聞いて書いているものです。
熊坂
本当にそのようなアナログな部分は今も昔もまったく変わっていないですね。だからこそ、そういうことを実践できる人が欲しい人材です。
佐藤
私が考える考動人とは「悩みつつも挑戦し、失敗してもまた挑戦する人」というものです。社長がおっしゃるように、新聞社の仕事はどの職種も人が相手だから失敗があるのは当たり前です。大切なのはそこであきらめずに失敗を修正し、次を見据えて動くことができるかだと思います。
熊坂
それと、腰が軽いことも大切です。
佐藤
はい。動き、考え、また動く。この繰り返しに積極的に取り組むことができるかというのも大切な資質だと考えます。もうひとつ、採用担当者としては、これからの新聞社には、より柔軟で大胆な発想や、今までとは違う価値観が必要だと思います。色々なバックグラウンドを持った多様な人材が欲しいと思っています。
熊坂
色々な背景を持つ社員が多い方が会社も伸びるしね。
佐藤
少し話がそれるのですけど、社長は髭がトレードマークですよね、自身の就職活動の時は…。
熊坂
生やしてないです(笑)。この髭は37歳の時から生やし始めました。
佐藤
私も昔、社長のまねをして髭を生やしたことがありますが、ある日エレベーターでお会いした時に「なんだ、その泥棒髭は」って言われまして、その日に剃りました。
熊坂
口の回りを覆うように生やすから。あれじゃあなあ…。
佐藤
つまり何が言いたいのかというと、この会社はそういうアピアランスの部分も含めて、色々な人を受け入れる自由度があると思います。
熊坂
“ヒゲ社員”比率は業界一かな? 本当にあらゆる部分でかなり許容範囲が広いですからね。面白いよ、この会社は。
佐藤
全く同感です。

テーマ④就職活動生へ 素直に「人間性」発信を

佐藤
それでは最後に、今就職活動を行っている学生に向けてひと言お願いします。
熊坂
じっくり考えて自分の進むべき道をこうと決めたら、ハードルを下げることなく、初志貫徹で頑張ってほしいです。エントリーシートの書き方や面接の受け方を勉強するのも、もちろん大事なことだけれども、何よりも大切にしてほしいのは、自分がどのような人間かをしっかりと語ることです。自分はどういう人間性を持っていて、新聞社に入って何をやりたいのかをしっかりと発信してください。
佐藤
新聞社だからこういう人間性が求められている、と演じるのは簡単だと思いますが、そういうことではなく、自分を素直に表現してほしいということですね。
熊坂社長、本日はありがとうございました。

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