FUJISANKEI
 COMMUNICATIONS
 GROUP
 Opinion
 Magazine





 seiron
 

 <知を楽しむ人のためのオピニオン誌・「正論」>


 オピニオン 4月の入賞者
産経新聞6月3日付朝刊掲載
オピニオンプラザ・わたしの正論

 今回のテーマ「日本の四季について」に248編(うち女性93編)の応募があり、厳正な審査の結果、入選のほか、次の3人の方が佳作に決まりました。(敬称略)

《入選》

秋元 道子 61歳(東京都・主婦)
武木田雅大 20歳(東京都・大学生)

《佳作》

宮地 久子 42歳(大阪市 主婦)
石原安藝子 55歳(兵庫県 教員)
勝田ひさ子 52歳(京都府 主婦)

【論文を審査して】木村治美
全体的にレベル高く女性が健闘

 身近なテーマで書きやすかったためか、応募は二百四十八編と多く、全体にレベルが高かった。しかも古典をうまく引用した好作品が目立った。女性の投稿は九十三編。五編の入選・佳作中、四編まで女性が占める健闘ぶりも今回の特徴。

 入選の秋元さんは趣味の俳句作りを通して、季語が単に俳句作りの道具ではなく、日本人の季節感や生活を示すものであると認識を披露する。選評では季語にこだわりすぎとの批判もあったが、いまは使われない季語の「桃葉湯」が、実は入浴剤に姿を変えていると指摘するなど、教えられることが多かった。

 同じく入選の武木田さんは、四季の移ろいと日本人の無常感に注目し、四季が日本人の世界観形成の要因になったと論ずる。季節感を磨く教育の重要性を説く論旨は一貫しており、大学生とは思えない成熟ぶりを感じさせた。

 佳作の石原さんは自作の俳句を展開に使い、また勝田さんは外国人のホームステイ体験を通して見た食文化論。宮地さんは謡曲「清経」の一節を踏まえ古典の造詣の深さを伺わせた。

 入選のふたりはいずれも初応募だ。これに対し佳作の三人は入選経験があり筆達者だが、初めての挑戦でもベテランをしのぐことができる。ニューフェースの応募を期待したい。

◇ ◇ ◇

《今月のテーマ》

    オピニオン 論文発表





産経Webに掲載されている記事・写真の無断転載を禁じます。
すべての著作権は産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産經・サンケイ)
Copyright 2003 The Sankei Shimbun. All rights reserved.
 FUJISANKEI COMMUNICATIONS GROUP Opinion Magazine
susume
pre