オピニオン 8月の入賞者
産経新聞10月7日付朝刊掲載
オピニオンプラザ・わたしの正論
今回のテーマ「男・女『らしさ』を考える」に285編(うち女性135編)の応募があり、厳正な審査の結果、入選のほか、次の3人の方が佳作に決まりました。(敬称略)
《入選》
武木田雅大 20歳(東京都・大学生)
梶久 恵 55歳(千葉県市川市・主婦)
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《佳作》
石田 和子 44歳(川崎市 主婦)
河西 和代 62歳(香川県 主婦)
宮地 久子 42歳(大阪市 主婦)
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【論文を審査して】木村治美
上位5人中4人が主婦
テーマがテーマだけに、今回は応募者の半数近くが女性であった。しかも本審査にあがってきた作品の過半数が女性であり、入賞上位五人中四人を主婦と名乗る人たちが占めるという例ははじめてのことではなかろうか。男らしさ女らしさを否定する意見はほとんどなかったが、過渡期を生きてきた女性には、男性とはひとあじちがう思いがこめられているのが感じられた。それは私とて同様である。
ジェンダーフリー批判の視点では一致するものの、男らしさ女らしさを具体的に掲げた論文は少なかった。多くは互いを人間として尊重し、自然な感情に従うのが良いとするものだった。
そういうなかで武木田氏は歴史的に考察し、時代精神は女らしさの価値の再認識を求めている、と一歩進んで提案したユニークさが、全員から評価された。梶氏は、ジェンダーフリーを肯定する者も否定する者も、その根底には男尊女卑の意識があると、女性の感覚で嗅ぎとっている。
佳作の河西氏は県の男女共同参画審議会委員を務め、選外にはなったが防府市長・松浦正人氏からは、おそらく行政の長として、やむにやまれぬ思いの伝わる発言があった。ほかの首長さんにも問題意識を深め、積極的に行動してほしいと審査会で話題になった。
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《今月のテーマ》
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