早や晩秋である。今年は冬期が暖かく、夏期が涼しくと、おかしな天候が続い
たが、いまは季節に見合った肌寒さの襲来がうらめしい。泣いても笑っても、あ
と二か月。本誌にとって忘れられない平成十五年が駆け足で過ぎて行く。
創刊三十年の記念企画は一席賞金百万円の論文募集から始まった。応募作品四
百九十七編。予想を超える数であった。七月には臨時増刊『靖国と日本人の心』
を刊行した。一日に六百件の予約申し込みが殺到した日もあった。嬉しい悲鳴の
日々が続いた。
先月の創刊三十年記念の十一月号は本誌の歴史で最大の部数を刷ったが、幸い
にも八〇%以上の実売率を達成できそうである。竹村健一さんがフジテレビ系
「報道2001」で本誌を紹介して下さった。
また、十一月号からスタートした記念企画、本誌記者による「マッカーサー
米議会証言録」全訳反響多く、産経新聞「正論」欄(十月十日付)で小堀桂一郎東
大名誉教授から過分のおほめの言葉をいただいた。
そして、もう一つの記念企画、本誌創刊以来のオピニオンを集大成した単行本
『恐れず おもねらず――雑誌「正論」30年の軌跡』(産経新聞発行、扶桑社発
売)も大変好評で、定価二千五百円にもかかわらず売れ行きは上々である。書店に立
ち寄られた際はぜひとも手にとってご覧いただきたい。
このように創刊三十年の一連の企画がことごとく成功したのは、ひとえに皆様
のご支援のたまものである。
心から感謝の意を表したい。同時に、内輪のことで恐縮ではあるが、それぞれの
企画に全力投球してくれた仲間たちの労をねぎらいたい。(大島)
| 「正論」平成15年12月号 |
編集後記
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