オピニオン 9月の入賞者
産経新聞11月4日付朝刊掲載
オピニオンプラザ・わたしの正論
今回のテーマ「日本の政党について」に172編(うち女性12編)の応募があり、厳正な審査の結果、入選のほか、次の3人の方が佳作に決まりました。(敬称略)
《入選》
木内 均 39歳(長野県・長野県議会議員)
横山和夫 54歳(八王子市・会社員)
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《佳作》
田中 満 65歳(町田市 中小企業診断士)
手島政洋 30歳(西東京市 大学職員)
村松孝徳 60歳(東京都 無職)
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【論文を審査して】榊原英資
国際比較なく残念
期待が高すぎたのか、全体的に平板で、深みのある分析が少なかった。日本の政党について論じるならば、イギリスやアメリカあるいは大陸ヨーロッパの政党についての言及があってもしかるべきなのだが、国際比較はほとんどなかった。これはプラザの諸君達の勉強不足というよりは、日本の論壇、マスメディアの責任だといわなくてはならないだろう。国際比較をしてみると、日本の政党、特に自由民主党がいかに特殊な政党なのかがわかってくるはずなのだが…。
横山和夫氏の論文は二大政党制についての議論をよくまとめている。マニフェスト(政権公約)の前に、その前提となる国家観を民主党に示せというのが彼の結論だが、その前に日本人一人一人の国家観がどうなってしまったのかを問う必要もあるのだろう。木内均氏は現職の県会議員である。選挙区の問題に焦点を絞って、単純小選挙区制にせよというのが木内氏の主張のポイントなのだが、はたしてそうした制度改革だけで日本の政党が良くなるのだろうか。十年程前、政治改革の名のもとに多くの妥協をしつつ小選挙区制を導入したが、日本の政治が大きく変わったとは思えない。問題は個人後援会をベースにした政党の組織そのものにあるのではないだろうか。制度をいじるだけでは政治は変わらない。(慶応義塾大学教授)
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《今月のテーマ》
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