
10月の入賞者
産経新聞12月2日付朝刊掲載
オピニオンプラザ・わたしの正論
今回のテーマ「豊かな人生とは何か」に365編(うち女性144編)の応募があり、厳正な審査の結果、入選のほか、次の3人の方が佳作に決まりました。(敬称略)
《入選》
恩賀とみ子 84歳(和歌山市・無職)
高橋希久朗 25歳(国分寺市・大学院生)
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《佳作》
河合芳典 37歳(愛知県 運転手)
酒井正子 41歳(東京都 主婦)
仲亀政子 30歳(埼玉県 主婦)
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【論文を審査して】身近なテーマで多数の好作品
伊藤憲一
審査委員を一新しての今回の「オピニオン・プラザ」は、テーマがだれにとっても身近なものであったせいか、老若男女を問わぬ多方面からの応募作品を集め、審査する側もどれを推すべきか、目移りするほどであった。
最終的に、恩賀とみ子氏と高橋希久朗氏の作品が入選作品となった。八十四歳と二十五歳の女性と男性という、対極的な二人の入選になった。「終わりの道でたっぷり溢れる時間の花束を抱く快適な老境だと思っている」と綴る恩賀氏の美文は、氏の秘めた教養の高さを思わせたが、説得力もあった。
高橋氏が「利己性を徹底するとすべては死ぬためにしていることになる」という恩師の言葉を引いて展開した「生き甲斐」論は、鋭く、論旨も一貫していて、読ませた。
佳作の三点は新審査委員の藤原、両伊藤がそれぞれに一位に推した作品である。全委員の集計点では入選の二点に及ばなかったが、三氏に共通していたのは、自分の実人生に根ざした具体的な体験のなかから筆を起こして、普遍的な結論を提示していたことであって、いずれも入選作に劣らない魅力をもっていた。他にもたくさんの好作品があったことを、最後に書き加えておきたい。
(青山学院大学教授・財団法人日本国際フォーラム理事長)
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《今月のテーマ》
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オピニオン 論文発表
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