「きょうも生きていた」。朝起きると、まずそう思う。
停電が続く暗闇のバグダッド。宿泊していたホテルの前には連日、自動小銃が撃ち込まれ、深夜の静寂を切り裂くようにロケット砲が周辺に飛来して爆発音が響きわたった。