FUJISANKEI
 COMMUNICATIONS
 GROUP
 Opinion
 Magazine





 seiron
 

 <知を楽しむ人のためのオピニオン誌・「正論」>




5月の入賞者
産経新聞7月6日付朝刊掲載
オピニオンプラザ・わたしの正論

 今回のテーマ「日本がテロ攻撃を受けたら」に72編(うち女性8編)の応募があり、厳正な審査の結果、入選のほか、次の3人の方が佳作に決まりました。(敬称略)

《入選》

佐々木達士 60歳(茨城県取手市・会社員)
真田尚剛 20歳(川崎市・大学生)

《佳作》

植田 眞弘 66歳(鎌倉市 コンサルタント) 村松 孝徳 61歳(東京都 無職) 和田 頼子 49歳(小田原市 主婦)


【論文を審査して】質的レベルの高さに感銘
伊藤憲一

 「日本がテロ攻撃を受けたら」という与えられた課題の「日本」に焦点を絞って、「ぶれない政府・責任感あるマスコミの重要性」を論じたのが佐々木論文であり、「国家指導部の権限・安全面の体制的欠陥」を指摘したのが真田論文である。ともに、テロ攻撃のような国家的緊急事態に直面したときの日本国家の持つ、ほとんど先天的なアキレス腱を抉り出し、警鐘を鳴らしたものとして、入選がきまった。

 選外となったが、対テロ戦争を「純正イスラム・ドグマとの戦い」と捉え、「第二の冷戦」と位置づけた川上波留江論文は、テロ問題と正面から取り組んだ力作として注目されたが、課題の「日本」に対する言及が皆無であったため惜しまれながら、入選を逸した。特記しておきたい。

 佳作に選ばれた三論文が、いずれも入選作に劣らない秀作であったことも、今回の特徴であった。「敵を認識せよ。敵を利す愚を犯すな」と論じた和田論文、「北朝鮮、オウムを擁護したマスコミ・知識人は反民主的」と喝破する村松論文、「テロに屈した政権交代(スペイン)を繰り返すな」と訴える植田論文、それぞれに説得力があり、読む者を動かす迫力があった。

 毎月の論文審査を経験し、応募作の広がりと質的レベルの高さに感銘している。(青山学院大学教授)

◇ ◇ ◇

《今月のテーマ》

    オピニオン 論文発表





産経Webに掲載されている記事・写真の無断転載を禁じます。
すべての著作権は産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産經・サンケイ)
Copyright 2003・2004 The Sankei Shimbun. All rights reserved.

 FUJISANKEI COMMUNICATIONS GROUP Opinion Magazine

susume
pre