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 <知を楽しむ人のためのオピニオン誌・「正論」>




9月の入賞者
産経新聞11月2日付朝刊掲載
オピニオンプラザ・わたしの正論

 今回のテーマ「外国人労働の受け入れをどう考えるか」に126編(うち女性39編)の応募があり、厳正な審査の結果、入選のほか、次の3人の方が佳作に決まりました。(敬称略)

《入選》

アルベルト・松本 42歳(横浜市・翻訳家)
武木田雅大 21歳(東京都・大学生)

《佳作》

 阿部 彰彦   50歳(東京都 会社顧問)
 james加藤 26歳(東京都 塾講師)
 田中 満    65歳(東京都 中小企業診断士)


【論文を審査して】印象的だった全体のレベルの高さ
伊藤憲一

 「外国人労働の受け入れ」という問題は、とかく経済政策的あるいは治安対策的側面の議論に終始しがちだが、実はその背後には日本の「国柄」あるいは日本人の「器量」を問うという、深遠な文明論的問題が秘められている。そこに、どのようにして、どこまで肉薄したかが、今回各応募作の評価を分けた分岐点だったように思われた。

 武木田雅大論文は、外国人労働受け入れは移民受け入れとならざるを得ず、日本には他民族が混交する社会環境が整っていないゆえに、現時点では慎重論を取らざるを得ないが、今後については国柄のあり方の問題として、国民的議論を行うべしと論じて、全審査委員から高い評価を受け、まず入選を決めた。

 次いで、アルベルト・松本論文が、日系アルゼンチン人の立場から他の応募作品には見られない貴重な視点をいくつか提起しつつ、受け入れるのなら「真の多文化共生を実現するための覚悟」を日本社会は持つべきだと論じ、入選した。

 佳作三点以外では、村松孝徳論文と 長谷川悌論文を高く評価する声があった。入選作、佳作だけでなく、応募作品全体のレベルの高さが印象的であった。(青山学院大学教授)

◇ ◇ ◇

《今月のテーマ》

    オピニオン 論文発表





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