FUJISANKEI
 COMMUNICATIONS
 GROUP
 Opinion
 Magazine





 seiron


 <知を楽しむ人のためのオピニオン誌・「正論」>




2月の入賞者
産経新聞4月5日付朝刊掲載
オピニオンプラザ・わたしの正論

 今回のテーマ「子供をこういう日本人に育てたい」に342編(うち女性90編)の応募があり、厳正な審査の結果、入選のほか、次の3人の方が佳作に決まりました。(敬称略)

《入選》

小沢道子 52歳(兵庫県・日本語学校非常勤講師)
鈴木日宣 43歳(千葉県・尼僧)

《佳作》

 沢田 千恵子 51歳(茨城県 主婦)
 堤下 桜 40歳(兵庫県 主婦)
 山内 司 56歳(愛知県 高校校長)


【論文を審査して】「父親の立場から」少なく残念
中原英臣

 「こういう人間」でなく「こういう日本人」としたことから、単純な子育て論や教育論でなくなったにもかかわらず、女性の応募が九十編もあったことに正直いって驚いた。しかも、単に女性の関心が高かっただけでなく、入選と佳作として選んだ五編のうち四編が女性の論文だったことが印象的だった。

 親も国も選べないという卓抜な前提に立って親の生きざまが最良の教師とする小沢論文が高く評価された。戦前の教育のよさを説いている鈴木論文は今回のテーマに最も即した論考という点で群を抜いていることから入選となった。

 自らの体験に基づく教育の王道論を展開した山内論文、日本国家を念頭におき国語教育の重要性を説く堤下論文、日本人として自覚の大切さを説く沢田論文を佳作とした。山内論文は唯一男性から選ばれた論文である。

 最後に、女性の論文の多くは母親として具体的な子育て経験に基づく主張や提言は素晴らしかったが、父親の立場から「こんな日本人に育てたい」という主張が少なかったことが、残念であると同時に心に引っかかっている。こうしたテーマにこそ男性の投稿が増えるようでないと、明るい日本の将来は見えてこないように思われる。(山野美容芸術短期大学教授)

◇ ◇ ◇

《今月のテーマ》

    オピニオン 論文発表





産経Webに掲載されている記事・写真の無断転載を禁じます。
すべての著作権は産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産經・サンケイ)
Copyright 2004・2005 The Sankei Shimbun. All rights reserved.

 FUJISANKEI COMMUNICATIONS GROUP Opinion Magazine

susume
pre