
9月の入賞者
産経新聞11月1日付朝刊掲載
オピニオンプラザ・わたしの正論
今回のテーマ「今、東アジアと日本は」に215編(うち女性18編)の応募があり、厳正な審査の結果、入選のほか、次の3人の方が佳作に決まりました。(敬称略)
《入選》
石川義人 41歳(東京都・会社員)
高木 啓 40歳(東京都・都議会議員)
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《佳作》
上月 一 35歳(名古屋市 会社員)
山内 司 56歳(愛知県 高校校長)
横田 将久 44歳(東京都 大学院生)
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【論文を審査して】今後の方向性指摘した石川論文
大原康男
ここ数年来、急速に高まった我が国と中・韓・朝三国の関係の緊迫化が背景にあるためであろう、「反日包囲網」の構築という現状分析、「中華意識」「華夷秩序」という背後の思想の剔抉(てっけつ)、「専守防衛的な旧来思考からの脱却」という具体的な施策の提示といった多様な視点から論じられたが、北東アジアにやや傾き過ぎた感じがする。その中でも入選の石川論文は、近世以降の東アジア史を四つのモデルで分析し、今後日本が採るべき方向性を指摘したのはユニークでわかりやすい。
もう一つの入選作である高木論文は、主題を「ANMC21」に絞り込んだきらいはあるが、そこでの中国の身勝手な対応を鋭くえぐり出し、その是正策を具体的に提示していて説得力あり。
佳作の上月論文は、冷戦時代の東アジア情勢を回顧しつつ、「いつの時代も孤独だった」日本に新たな覚悟を促し、山内論文は、過去の教訓を基に、中国主導で進められている「東アジア共同体構想」に対抗する「環太平洋経済圏」を力強く提言、さらに横田論文も東アジアが「力の均衡」から「恐怖の均衡」に変化したという独自の視点から中国牽制策を打ち出している。
先般、及び腰の靖国参拝を行った小泉首相、構造改革は国内だけでなく、東アジアの国際関係にも是非。(国学院大学教授)
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《今月のテーマ》
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