大阪府羽曳野市 パート 57
7月3日付「変じゃない!?福祉用具」は、介護サービスを圧縮する前に、保険料を無駄に使っていないか−という趣旨で読みました。当方も?と思うことがあります。
母が脳梗塞(こうそく)で入院し、ポータブルトイレが必要となったとき、カタログを見て、ケアマネジャーを通し、脱臭機能付きの家具調トイレを1割の自己負担で買いました。
しかし、使ってみると音が耳障りで、結局、脱臭機のスイッチは切りました。また、その後のリハビリで、自力でトイレまで行けるようになったので、今はイスとして使っています。利用しているだけ、まだましかもしれません。
買うときに、「介護保険で1割負担ですむのだから、この際、いい物を」という業者の思惑を感じました。こちらにもその気がなかったとは言いません。しかし、利用者も「1割だけ払えばいい」という考えを捨てなければ、結局、保険料アップなどのツケが回ってくると思います。
リースにしろ買い取りにしろ、貸し出しが長期にわたったり、生産量が多くなれば、安くなるのが世の流れ。福祉用具は定価のままで計算しすぎていないでしょうか。
(2006/08/07)