兵庫県尼崎市 福祉用具貸与事業所所長 平田誠一郎 33
21〜23付の「ケアマネの独立性」でケアマネジャーの囲い込みについて触れていましたが、囲い込みがすべてにおいて悪いわけではないと思います。
確かに、一部事業所では必要のないサービスを限度額ぎりぎりまで提供しているところもあると聞きます。
しかし、併設型の事業所では、利用者の支払いが1回で済むメリットもあります。独居の老人が事業所ごとに自己負担分を、振り込みや集金で支払うのは、大変な手間です。
厚生労働省は、特定の事業所を集中して利用することに、介護報酬カットなどの措置を取っていますが、これが本当に効果があり、利用者の理解を得られるのか、疑問です。
というのも、たとえケアプラン作成料を減らされても、100%自社のサービスをつけたほうが利益が上がる会社は現実に存在するからです。
(2006/08/28)