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病院の“完全看護”に疑問

 大阪市阿倍野区 匿名希望 自営業 50

 母と2人暮らしです。母は83歳、要介護2で統合失調症と軽度のパーキンソン病・認知症があります。その母に、乳がんが見つかり、大病院に入院し、乳房およびリンパ節の切除手術をしていただきました。

 術後、痛み、嘔吐、下痢などで体調を崩し、また、挿入された管を無意識に引き抜く心配もあり、私が約1週間、病院で寝泊まりし付き添うことになりました。

 しかし、さすがに疲れがたまり、昼間の付き添いを誰かに頼むことを検討しました。

 いくつかの介護事業所に、付き添いの相談をしましたが、「入院中は介護保険は適用されないので、ヘルパーの派遣はできません」と言われ、「付添婦・家政婦を頼むか、実費でヘルパーを派遣してくれる事業所を探してみたら」とのことでした。

 結局、私自身の疲れと家計を考え、3日間だけ昼間、実費のヘルパーをお願いしました。

 疑問に思いますのは、病院には医師、看護師など医療職はいますが、介護福祉士やヘルパーなど、介護職は見られません。

 医療から介護を分離して介護保険制度を創設したのに、病院では介護保険が使えず、完全看護をうたいつつ、付き添いが必要になるのも腑に落ちません。

 母のような認知症のある患者に、多忙な看護師が管の引き抜きなどの監視を24時間できるはずもないと思います。

 私のように、他に家族がいない者にとっては、高額の実費でヘルパーや付添婦、家政婦を頼むしかないのでしょうか? 完全看護って、どこまでをしていただけるものなのでしょうか…。

 お陰さまで母は退院し、現在は自宅療養です。今後、放射線治療がありますので、介護保険で介護タクシーを利用させていただこうと思っております。

(2006/08/30)

 
 
 
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