特ダネ情報 住まい 転職 為替
powered by goo

文字の大きさ:

 
 
 

 

icon

得ダネ情報

 
 
ゆうゆうLife
 

補助金の利用考えてみては

 千葉県市川市 専業主婦 36

 山中さんのお宅では、お子さんを成人させるまでの生活に不安を感じているとのことなので、今回はまず、家の新築費用から考えましょう。

 現在の住まいの売却代金だけで山梨の家を建てるのは難しそうですが、再就職されても今より収入が下がりそうなので、ローンの利用はおすすめできません。ローンがあると、基本生活費を抑えにくくなるからです。

 新築費用は家の売却代金と手持ちの貯蓄でまかないましょう。土地のローンも、利息の分だけ生活費を減らしてしまうので、できるだけ早く貯蓄を使って返したいもの。ただし、退職金には手をつけない範囲で、土地と家の費用をまかなうことが大切です。

 山中家はご主人が公務員とのことですので、退職しても失業給付を受給できず、再就職されるまでは貯蓄を取り崩す生活になりそうです。

 そこで個人年金の保険料の支払いをストップして、個人年金保険を前倒しでもらい始める考え方もあります。

 ただし、前倒しについては保険会社ごとに対応が違います。不可能な場合は個人年金保険を一部解約して、そのお金を満額の年金が支給されるまでの生活費に充ててはいかがでしょうか。共済年金の受給額が少ないときに、個人年金保険から年金をもらうと、税金を抑えることができます。

 こども保険の満期保険金と生存保険金を、それぞれ400万円ずつもらえるので、これで高校と大学の費用をまかなうことを基本に、進学コースを考えたいものです。ただ、現在のペースで教育費をかけると、退職後に貯蓄が減り方が速くなるので、おけいこ事などは抑え気味にしたほうがよさそうです。

 また、お子さんが社会人になる前に、ご主人に万が一のことが起こって遺族年金での暮らしになると、赤字が増える心配もあります。ですが、今から掛け捨ての定期保険へ加入すると、保険料の安い会社でも「保険金額1000万円、20年満期」で月2万円くらいの保険料が必要です。それでも死亡保障を増やしたければ、共済などを解約して保険料を工面するしかないでしょう。

(2006/09/29)

 
 
 
Copyright © 2006 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.