兵庫県太子町 アルバイト 栗屋かねみ 56
わが家の長男は中度の知的障害者です。養護学校卒業後、知人のご好意で就職させていただき、15万〜16万円のお給料をいただいておりました。
しかし昨年、会社から引き受けきれないといわれ、今は夫の勤務先でお世話になっています。
その長男に、県の知的障害者の更生機関の方からの勧めもあり、障害年金の請求手続きをしました。しかし、受給できないとの通知が来ました。再審査請求をしても、審査に1年以上かかるそうです。審査官が県に1人しかいないからとのことでした。
その理由にもびっくりしましたが、知的障害は症状が多岐にわたるのに、審査が書類のみというのにも驚きました。長男の場合、働けることが壁になったと思いますが、人とのコミュニケーションが取りづらく、常に指示や監視が必要で、送り迎えも欠かせません。今は月に10万円ほどお給料をいただいていますが、これだけでは私たちの死後、暮らしていけるか心配です。
審査官の数を増やすなどして、スムーズに、公平な年金の支給がなされることを願っております。
(2006/10/04)