横浜市 ヘルパー 40
私は最重度身体障害児を抱える母親です。仕事を通じ、日本は高齢者には手厚いのに、障害児には冷たい国だと感じさせられます。
障害児は体も心も成長していきます。その都度、車いすや靴、おむつなど生活必需品を作っていかねばなりません。車イスなら最低35万円、靴は1足23万円です。足のサイズは毎年大きくなるので、負担は重いです。
10月から自立支援法が全面実施され、一定額以上の納税者はこうした費用は全額自己負担になりました。しかし、納税者は国にまじめに税金を支払い、精神的にも肉体的にもつらい仕事をして稼いでいるわけで、楽して稼いでいるわけではありません。
健常児を育てるよりどれほどお金が必要か。精神的、肉体的にも大変か分かっていただけないのでしょうか? 生まれてから死ぬまで、おむつを外せない生活なのです。障害児を抱えている家庭には、一律免除の手を差し伸べてほしいものです。
(2006/11/28)