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不本意な抜歯から体力低下

 東京都足立区 元国家公務員 82

 昨年12月15日付「歯周病が生活習慣病招く」は私をうならせた。歯科が他の診療科と連携する態勢がないというのは、まさにその通りだと思う。

 私は昭和40年ごろから慢性関節リューマチとなり、身体障害2級となった。しかし、歯は早期治療を心がけ、年3回の歯科受診を続けているおかげで、現在も自分の歯を維持している。リューマチも緩解し、つえなしで歩くことができた。

 平成18年1月、歯間に食べ物がはさまるようなので、かかりつけの歯科ではなく、近所に新しくできた歯科医院の門を試しにたたいた。

 ところが、リューマチの主治医から「抜歯は必ず入院設備のある総合病院で、慎重に」といわれていることを伝える機会もないまま、奥歯4本を理由の説明もなく抜かれてしまった。治療が終わるまでに2カ月かかり、その間は流動食の生活で、1カ月もたつと、ため息ばかり。体力が落ちてしまった。

 その後、転倒し、骨折したのがきっかけで骨粗鬆症(こつそしょうしょう)と分かった。アレルギーもあり、今も日参、治療が欠かせない。抜歯後の体力低下との関連性を疑っている。歩行は座面付きの歩行器を使って、休み休みでしか歩けないのである。

 ただ、歯の方は毎食後に電動と普通の歯ブラシ、歯間ブラシを使って歯垢(しこう)除去に時間をかけることで、歯周病の発症を抑えている。歯科が他科と連携し、発展することを期待したい。

(2007/01/10)

 
 
 
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