滋賀県甲賀市 主婦 平子和子 56
先日、友人が骨折して松葉づえになり、「こんなに何もできないなんて初めて分かったわ」と言っていた。
障害者である方にも、今の日本が生活しやすい環境とは思えません。障害者の支援センターで働く友人もそう言っています。
例えば、観光地まで障害者を送迎しても、砂利道や石畳など、見かけは美しくても、車いすでは通れません。バリアフリーになっていたとしても、急な斜面で一苦労です。銀行やコンビニにある自動現金預け払い機などは、高さは「車いすにのったままで使えます」といわれますが、画面は真正面からでないと読み取れません。非常ボタンを押したくても届きません。
障害者の身になって、今一度、身の回りの点検をする必要があるのではないでしょうか。誰もが社会生活を営めるように。
(2007/01/15)