大阪府豊中市 元看護師 上田美代子 76
昨年春に骨折し、75歳で看護職をやめました。いつも不思議に思う光景があります。
あるお年寄りを、週に3回、デイサービスの車が送り迎えしています。デイサービスの日は、ヘルパーさんが早朝に、そうでない日は日中、ヘルパーさんが来ています。
新聞の投書欄には、よく介護サービスが足りなくて困っているという意見が載ります。
しかし、この方の家族の場合、家族は在宅で、健康で外出もされます。ところが、ヘルパーさんが来ても、なかなかドアが開かず、ヘルパーさんはドアの外で長いこと待たされています。来る時間が分かっているのだから、「早くドアを開けてあげたらいいのに」と思います。
私は健康で一人暮らしです。保険料を払い続けている私には、ちょっと不可解な光景です。サービスを受ける側も提供する側も平等で、適切なサービスでないといけないと思います。
(2007/01/17)