兵庫県尼崎市 無職 86
ヘルパーさんをお手伝いさん代わりに、家族の用までさせるという批判の声がよく聞かれます。そんな家庭もあるでしょうが、1人暮らしの高齢者にとって、ヘルパーさんは大切な人です。私は要支援1で週2回、別の人に来ていただいております。ひとりの方は介護保険が始まっていないころ、ひどい自律神経失調症になったときに来ていただいて以来、続いています。
昨夏、腰痛で起き上がることも困難になったときは、入院を考えましたが、元看護師のヘルパーさんが「ヘルパーを増やすから」と言ってくださり、3カ月ほど週3回、来ていただきました。今は週2回に戻していただき、高い所の作業など、自分でできかねることをお願いしています。
自己負担が1割だったのが、介護予防の場合は定額制になり、以前より安くなりました。少ないながらも所得税を払い、介護保険料も払っているから、いいかとも考えます。しかし、所得税が課税される程度の収入があり、軽度であれば、自己負担2割でもいいのではないかと思います。
私は30年ばかり前に定年退職した後、社会福祉協議会のボランティアに登録しました。母の介護で会社や近所の方々に助けていただいたお返しをしたかったからです。「家事ができないから頼む」といわれ、行ってみればご主人は寝たきりでしたが、流し台の中は山盛り、そこら中、乱雑なのに、家族は近所の方たちと騒いでいました。家事ができない状態ではありませんでしたので、一度でお断りしました。
ガイドヘルパーを頼まれたとき、車で乗っていましたし、「ボランティアですから」と事務局に交通費を請求しませんでした。ところが、相手が「少しでも、もうけさせてやろうと思って頼んだのに」といっていることをほかから知り、ガイドヘルパーの登録を取り消しました。
嫌なことは、はっきり断ることだと思います。「本当に助かりました」といわれたときは、うれしくなり、続けることができました。よい経験をしたと思っています。
私にとってヘルパーさんはありがたい存在です。良い方に恵まれてありがたいと思っています。
(2007/01/24)