和歌山県 主婦 49
しゅうとめが先月、1年半の介護の末に、天国にいる夫のもとへ旅立ちました。私は決して仲がよかったわけではなく、悪戦苦闘の日々でした。しかし、しゅうとめも最後の2カ月は認知症で息子や嫁、孫も分からなくなり、穏やかに終末期を送っていました。
福祉の助けを借り、本人の希望通り最期まで在宅で介護しました。介護が終わった今、どんなふうに時間を使えばいいのか、ポカンとしています。しゅうとめがこれ以上、私に世話をかけまいと、駆け足で夫のところに行ったのだと思います。
在宅介護は大変でした。しかし、行政の支援もあるので、不可能ではないとも思いました。介護が苦というより、むしろ、しゅうとめとの楽しい時間に変わり始めた矢先の突然のピリオドでした。
介護生活でいろいろなことを学びました。育ててくれた親を世話するのは当然だと思います。今は感謝の気持ちでいっぱいです。
(2007/02/26)