大阪府門真市 看護師 司武応 36
赤羽みちえさんの2月14日付「のんびりいこうよ」を見て、本当に涙が止まりませんでした。
私は臨床実習で在宅看護なども勉強しましたが、在宅看護の現実は赤羽さんと同じように、「その人らしく」「人間らしく」を家族の人が協力して実現しようと頑張っている姿が印象的でした。しかし、家族にも同じく「人間らしい」生活が必要なのです。
シモの世話や食事介助は、簡単ではありません。自分の生活まで犠牲にしてもやり遂げたい気持ちが愛なのだと思います。でも、助けもなく、相談する相手もなく、自分も生きることに疲れたときの人の気持ちを、どれだけの人(社会のシステムも含めて)が理解しているんでしょうか。
介護に疲れて殺人を犯してしまった家族の無念、本当はそんなことをしたくなかったはずの家族の思いを考えると、何よりも悲しく、そんなニュースが報道されるたびに涙が出てきます。
(2007/03/14)