大阪府茨木市 主婦、匿名希望 51
8〜9日付「向き合って・助産師、矢島床子さん」を読んで、助産所の温かな風景を思い浮かべ、涙を流しました。
私のお産は26年前と24年前です。もしもその時、大切に扱われていたら、泣きわめくことがあっても、不安を抱えていても、受け入れてもらえていたら、私も違った母親になっていたかもしれません。
多くの友人たちは、病院のベッドで1人にされ、痛むたびに呼び鈴を押しては、「我慢してください」といわれたということでした。私も「わがまま」とか「母親になる資格がない」といわれました。
痛みもありましたが、深夜、入院と同時に家族と離され、不安いっぱいのなかで、事務的に処理され、何の心のフォローもなく、分娩(ぶんべん)台に放置されました。しかし、この記事を読んで、あらためて、子供をいとしく思い、母に感謝しています。自分の出産のつらい思い出が涙とともに流れ、思い出を温かく、塗り替えられました。
(2007/03/21)