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がんの見落としに怒り

 東京都町田市 主婦 武田美菜子 30

 8、9日付「どうする肺がん検診」を読みました。義母は今年1月、肺がんで亡くなりました。3年前に定年退職した直後に体調不良を訴え、肺がんが発覚しました。やはり、職場での健診では、「異常なし」でした。

 義母は喫煙歴はなく、職場の健診の結果を信じるしかありませんでした。しかし、手術をすると、その医師はがんの権威でしたが、胸をあけたとたん、小さながんが肺いっぱいに広がっており、結局、手の施しようはなかったとのことでした。

 なぜもっと、早く、肺がんが分からなかったのか、とても悔しかったことを覚えています。

 抗がん剤と放射線の治療に切り替え、その治療が良く利き、余命半年といわれていましたが、3年弱、義母は頑張りました。その間、孫が増えたり、大好きな別荘で過ごすこともできましたが、やはり、治療はつらそうでした。がんが脳に転移して何も話さなくなったり、薬の副作用で痛みがあったりしました。今年1月、自宅で倒れて、そのまま、息を引き取りました。

 がんは大きくなるのに、時間を要すると聞きました。その間に健康診断で発見できなかったのかと、疑問に思ってましたが、「どうする肺がん検診」を読んで、やはり肺がんが見落とされることもあるのだな、と言葉にできない怒りでいっぱいです。

(2007/05/16)

 

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