利益生まねば生活できない
東京都中央区 介護福祉士 24
22日付「在宅介護、本当に必要なもの 長時間ヘルパー」を読みました。私は4年間、在宅ヘルパーをしていました。長時間ケアは必要だと、つくづく感じております。
しかし、ヘルパーにも生活があります。私たちの仕事は、長時間にすればするほど、時間単価は下がります。1時間半以降、30分約830円の介護報酬で、事業所がヘルパーにいくら出せるか想像できますか? 事業所は営利企業で、ボランティアではありません。
記事の中にあった、前後に2時間ずつのケアをして、真ん中を2時間空けるサービスも、6時間分のケアをするために、真ん中に2時間分、自費をいただくサービスも、実際にやっています。
「利益を生む=もうけている」ではなく、利益を生まなければ、一般的な生活ができないのです。厚生労働省の方々に、今のヘルパーの給料で生活できるのか、業務内容と賃金があっているのか、実体験してもらいたいです。
(2007/05/30)