京都市西京区 起業家 川本浩之 46
私は18年間、療護施設で生活している障害者です。ゆうゆうlifeで、さまざまな障害者の生活を知りました。私は就労を望んでおりましたが、雇用してくれる会社がないので苦しみました。
通勤が困難なこと、仕事先で介助が必要なこと、長時間働き続けられないことなど、マイナス面が多く、雇用先は全く見つかりませんでした。
共同作業所でも働きましたが、ワークシェアリングの福祉就労では、収入が目標に達しません。
そこで、私は施設のベッドで独立起業し、現在、ネットショップ(上育堂)を経営しています。今年、6周年を迎えますが、開業後2年は赤字でした。
雇用されたくても、生活圏内に就労先がなかったり、通勤が困難な障害者は就労の機会が狭くなります。私もその1人でしたが、独立起業に成功しました。今、私のように独立起業する障害者が増えています。
こういった、障害者のライフスタイルが広がっていることを、ぜひ、多くの人に知ってもらいたいと思います。
(2007/06/06)