大阪府高槻市 無職 39
12〜14日付「これからの肺がん検診」を読みました。健診でのがん発見の限界と、将来のあり方に納得しました。
私は職場健診でがんが発見されました。それは有効な検査手段(超音波検査)に偶然、当たったに過ぎません。
見落としの問題は実は、「がんを見つけるには十分な検査手段ではなかった」ということがあるのではないでしょうか。私自身の経験でいいますと、がんは最初の発見に加えて、将来の転移まで、一度も見落とさずに済むことは意外に難しいのです。
新しい検診や治療が標準とされるまでには何年もかかります。がんの発生の仕方も治療方法も一様でない中、医師に万能を求めるのは奇跡を求めるに等しいことです。一人一人の「がん物語」があるのです。患者と医師の二人三脚で、何がベストの治療かを探る「歩み寄り」が大事だと考えます。
がんになった以上、その後の生活がより良いものとなるよう、がんと積極的に向き合わねばなりません。病院の対応などに不満はつきものですが、そのことにこだわって無駄な時間を過ごすのはもったいないと思います。
医師からも適切な情報提供をしてもらい、自分はどういう人生を送りたいのか、家族も一緒に考えることが大切ではないでしょうか。
(2007/06/25)