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妻を診断した医師からドクハラ

 無職 77

 妻が一昨年、大腸がんで亡くなりました。結局、本人はがんと知らずに逝きました。その後、書類を整理しておりましたら、亡くなる2年前の市の健診で、便潜血反応で陽性だったことを示す書類がみつかりました。妻はそのことは私に告げず、診断した診療所の医師にいわれるまま、精密検査を受けずに、再検査で済ませていたようです。再検査では陰性と判断され、その後もがん検診は受けませんでした。

 体調はその後、思わしくなくなり、亡くなる1年前の平成16年、駅で動けなくなり、タクシーで帰るほどでした。そして、17年に総合病院で人間ドックを受けると、大腸から胃、肺にも転移している末期がんで、「手術のしようがない」といわれました。

 亡くなってから、冒頭で触れましたように、便潜血で陽性だったと分かり、昨年、事情を聴くため、診断した医師のもとを訪ねました。ところが、「再検査して陰性だった。便に血が出ることは誰にでもあるんや。なんやったら、出るとこ出よか?」といった具合に、まともな説明もせず、逆に恫喝(どうかつ)されました。

 県の医師会にききましたところ、「陽性と出ていて、再検査という判断はどうか。精密検査を指示すべきだろう」との回答でした。

 その医師の評判を聞くと、別の病院で診断を受け直して、命を取り留めた人が何人かいるようです。医師会がおかしいという判断をしたり、私を恫喝するような医師に、市が健診を任せているのは疑問です。

(2007/07/25)

 

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