得ダネ情報 住まい 転職 為替
powered by goo

文字の大きさ:

 
 
 

 

icon

得ダネ情報

 
 
ゆうゆうLife
 

対応の方針しっかりして

 大阪府茨木市 主婦 78

 医師と患者との関係について投書が続いております。これから、考えるべき問題として、私の経験から意見を寄せます。

 私は2年半前に大腸がんの手術をいたしました。そして今回、検査のため、内視鏡でみてもらいました。

 前回の手術の時に、内視鏡を担当した内科の女医さんはとても丁寧でした。検査前から病室に来て、名乗り、「痛くないから大丈夫ですよ」といって下さり、検査中も「このぐらい足を曲げれば楽ですよ」とアドバイスをしてくれ、体を支えてくれました。

 しかし、今回は誰も名乗ることはなく、私の名前を確かめただけで黙々と作業が進められました。10数分間の検査でしたが、とても痛く、途中で痛み止めの注射を打ってもらわなければならないほどでした。検査中、ずっと声を上げ続け、汗びっしょりで、我慢するので精一杯でした。

 後で外科の主治医に、検査中のことを話しましたら、「手術の後なので、腸の形が変わっていて、痛むことがあります」といわれました。

 それなら、検査前になおさら声をかけてほしかったと思いました。この病院で内視鏡検査は2度目ですが、2年半もたっており、しかも年ごとに、体も弱っております。

 高齢者にとっては、一声あるかないかで精神状態が大きく左右されますし、それが体調にも影響します。

 同じ病院でこれほど、医師によって対応が違うのは疑問を感じます。現場任せにしないで、病院として、患者への対応の方針をしっかりしてほしい。それが患者の病院への信頼と安心につながるのだと思います。

(2007/09/05)

 

論説

 

 
 
Copyright © 2007 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.