産経新聞社

ゆうゆうLife

保育園の次は学童に入れない

 奈良県橿原市 女性 パート 36

 昨年12月の連載「保育園に入れない!」を読みました。私も長男を8年前に出産し、誕生と同時に認可保育園に申し込みました。ですが、1月生まれのため、1年後の職場復帰の際には、すでに待機者がいっぱいで、入園させることができませんでした。母に朝、車で実家に連れていってもらい、夕方送ってきてもらう生活をしていました。

 市の職員には、申し込み時に「妊娠してすぐに申し込みに来ないと無理です」と言われ、紹介されたのは会社とは反対方向の、車で20分はかかる保育園でした。認可外保育所は保育料が高いため、とても入れず、市から入園の案内が来たのは、申し込みから2年後のことでした。そのころには、子供は実家での生活に慣れ、保育園は結局、断ってしまいました。

 その後、2人目を妊娠、引っ越しで会社を辞めました。ですが、保育園の次は学童保育所の問題が発生しました。

 今、学校に近い公設民営の学童保育所に子供2人を入所させていますが、定員34人のところに53人が登録。毎日45人前後の子供が狭い部屋で、すし詰めです。来年度は60人程度が利用することになっています。

 市には新たに学童の公設を求めていますが、来年度予算で建てるのは難しいようです。仕方がないので、入りきれない子供のために、父母がアパートを探し、運営していく予定です。保育園の問題が終わっても、小学生になれば学童の問題が待っています。ぜひ、学童の問題も取り上げてください。

(2008/01/17)