産経新聞社

ゆうゆうLife

男性スタッフを増やすために

 横浜市 パート 久下勇次郎 67

 私は定年後、横浜市の全児童対象事業「はまっ子ふれあいスクール」のスタッフとして、週2〜3回、子供たちと楽しく過ごしております。1月28〜31日付「低学年 放課後の居場所」を読み、働きながら子育てをする親の思いが伝わり、気持ちを新たにしました。

 日ごろ疑問に思うのは、子供の居場所づくりの場に、男性スタッフが極端に少ないことです。男性がいれば、キャッチボールなど、より活動的な遊びができると思います。しかし、常勤職員以外、全員女性というところも珍しくないと聞きます。

 男性スタッフが少ない背景には、応募資格の年齢制限があると思います。横浜市の運営マニュアルでは、スタッフはおおむね65歳までとされています。これでは定年を終え、せっかく地域に戻ってきた男性を入り口で「アウト」にすることになります。定年後の男性は地域で社会貢献をしたいと思っているのに、もったいないと思います。

 年齢で一律に切るよりも、子供とキャッチボールができる体力や気力、子供に教えられる特技などを優先すべきです。

 男性スタッフが多くなれば、主婦のパートが多い環境の良いクッションにもなると思います。定年後の男性の活躍の場所も兼ねた「放課後の居場所づくり」をお願いしたいと思います。

(2008/02/19)