産経新聞社

ゆうゆうLife

水泳で寝たきり防ぐ

 群馬県吉岡町 松野政子 91

 13日付「効果を実感する介護予防」を身につまされて読みました。年をとって若い人々に助けられつつ生きている老人の私に、ひしひしと思い当たることの連続です。

 私は、介護予防はどこも痛くない、若い元気なうちからした方が、介護保険料を払う方ももらう方も幸せだと思います。私も80歳を過ぎて骨折や手術で2度入院しましたが、プールの水際まで車椅子(いす)で行き、水の中を歩いたり泳いだりして、寝たきりにならずにすみました。

 水泳をしたい一心で、入院中から痛いのをがまんして動くように心がけたのが良かったのでしょう。長時間歩くには歩行器が必要ですが、プールではクロールや背泳で泳ぐことができます。昨年は水泳大会に出場するため、アメリカへ行ってきました。今年はオーストラリアに行く予定です。

 かつて住んでいた横浜市では、健康な老人を対象にした水泳教室が開かれていました。66歳から水泳を始められたのも、そのおかげと感謝しています。プールの維持には費用がかかると思いますが、自治体が介護予防にプールを活用してほしいと思います。

(2008/02/28)