産経新聞社

ゆうゆうLife

「第三者」のかかわりを知る

 東京都荒川区 団体職員 31

 「看取る家族への支援策」(2月25〜27日掲載)を読みました。田舎の母が、帰省するたびに祖父が倒れたときの心配を口にするので、母の不安を解消する必要があると常日ごろ、考えていました。

 というのも、私の田舎の宮崎県は高齢化が進み、高齢者が高齢者を介護する老老介護が目立つのです。帰省するたびに、介護疲れで自殺したという話や、自殺にいたらなくても、介護していた人が亡くなったとたん、生きがいを失うのか、亡くなるケースも耳にします。

 連載では、介護する家族に、第三者がどうかかわるか、いろいろな実践がされていることを知り、家族へのケアの必要性と可能性を感じました。

 私は独身ですが、結婚したときに家庭環境や仕事が変化していく中で、育児や介護の問題を、どう考えていったらよいのか、自分だけで丸抱えするのではなく、疲れてしまわないうちに、誰かに助けを求めることも考えなくてはと思いました。

(2008/03/13)