産経新聞社

ゆうゆうLife

指導の先生に励まされ

 神戸市西区 訪問ヘルパー 寺岡美沙江 60

 主人が4年前、仕事中に脳内出血で倒れ、リハビリ中です。退院のとき、担当医師の「一生、車いすから離れることができないかもしれない」との言葉が重く、不安でいっぱいでした。

 そんななか、兵庫県立障害者スポーツ交流館での卓球にお誘いいただきました。指導の先生の心意気に励まされ、卓球台の側で立つ時間も少しずつ長くなり、夫婦でラリーを楽しむことができるようになってきました。

 卓球仲間から、総合福祉ゾーン「しあわせの村」で、リハビリ水泳の参加者を募集していることも教えてもらいました。行ってみると、いろいろな障害の方々が指導員から適切な指導を受けていました。プールでは元気な方がたくさん泳いだり、歩いたりされています。卓球も水泳も、安価です。障害を持ったことで、出会いが大きく変わりました。元気で退職していたら考えられなかった生活を楽しんでいます。一歩、踏み出せばいろいろな情報があります。いっしょに楽しみましょう。

(2008/03/25)