産経新聞社

ゆうゆうLife

信頼おける医師との出会い

 大阪府富田林市 会社員 女性 40

 12歳で「尋常性白斑」と診断されました。以来、治療を続けていますが、好転せず、数年前から症状が重くなってしまいました。主治医に何度訴えても「そういうもんや!」とはねつけられました。長い間、治療方法も変わらず。説明を求めても何も答えてはくれません。心配で眠れない日が続きました。

 考えた末、一昨年、別の病院を訪ねました。新しい主治医は「これから私が担当させていただきます。よろしくお願いします。希望を持っていきましょう」と言ってくださいました。思いがけない親切な応対に、驚きました。

 今後の治療方法や治療計画、薬の使い方などにも丁寧な説明があります。質問にも納得できる答えが返ってきます。初めて「患者の心と声」に耳を傾けてくださる先生に出会うことができ、気持ちがすーっと軽くなりました。

 心身ともに疲労していたときに先生に巡り合え、ようやく前向きになれました。どんな病気でも当人の精神的負担は計り知れません。切実な訴えを断ち切られるほどつらいものはありません。信頼のおける医師との出会いは、何事にも代えられないものです。

(2008/04/16)