東京都江東区 女性医師 ２９
５〜８日付連載「闘う女医さん」は、いつ自分が向かい合ってもおかしくない状況ですので、大変参考になりました。９日付「編集部から 女医さんが受けるいじめ」も、こうした記事が成り立つこと自体が悲しいと感じました。こうした心ない言葉や態度によるいじめが、未来図から消去できるよう、私たち女性医師が行動しなければならないと思います。
私は外科医ですが、記事にあったように、患者さんから「男の医師に代えてくれ」といわれることもありました。そのたびに悔しい思いをしましたが、ある先輩医師から「あなただから何ができるか、あなたの宝物は何かを考えなさい」とアドバイスされました。私にこう諭してくれたのは、男性医師でした。
女性医師の問題を考える場合、女性医師と男性医師の対立ではなく、男性医師も含めた医療現場全体のこととして考える必要があるのではないかと改めて感じています。
(2008/05/15)
